知っておきたいこと

知っておくべきうつ病の特徴

うつ病の人に必要なのは「休息」なのであって「気晴らし」ではありません。よかれと思ってすすめた旅行によって症状が悪化することはよくあることです。新しい環境に身を置くことによるストレスや、楽しまなければならないというストレス等によって心身共に疲れてしまうのです。 うつ病の症状には波があることも特徴です。調子が良い日が来たと思ったら、また調子が悪くなることもあります。特に、回復期にはその波の動揺が激しくなるといわれています。調子がよくなったり悪くなったりするので、患者さんや周囲の人にとっては、せっかく良くなったのにまた悪化したように見え、辛いものです。また、調子が良い状態を体感した後の調子の悪さというのは患者さん自身にとって絶望的ともいえます。

無知による症状悪化や危険を防ぐ

うつ病の患者さんにはどこかへ連れ出すということはせず、ゆっくりだらだらと過ごしてもらうことが大切です。そうすることによって、心身を休息させることができます。新しいところで考えたり判断したりすることが、意外にも心身を疲れさせてしまうということを意識しましょう。 うつ病の症状には波があるということを、患者さん自身も周囲の人も知っておくべきです。知っておくことで、症状が悪くなったときに無駄に不安になったり焦ったりすることが少なくなるでしょう。うつの患者さんが症状が悪化したと思い込んで失望し自殺することを防ぐ一つの方法にもなりえます。 うつ病は多くの人が聞いたことのある病気ですが、一般的なイメージと少し異なる部分もあります。上に挙げたような重要なポイントを押さえておくことで、不要な心配や危険を未然に防ぐことができます。

うつの歴史や変遷について

うつは、長らく病気として認識されていませんでした。精神的な症状が強いので、本人の気力がないことが原因と思われていました。そのため、治療方法はありませんでした。また、そこまで気に留める人もいない状況でした。 しかし、時代の流れとともにうつ症状を訴える人が急増しています。そこで、詳しい研究が行われるようになりました。その結果、脳のホルモンの異常ということが解明されました。 その後、うつは治療が必要な病気と認定されて現在に至ります。医療機関においては、おもに精神科で治療を受けます。最近では、うつの治療専門のクリニックもあります。 早期の発見が早期の回復につながるとして、セルフチェックのガイドラインの用意もあります。